ホームに戻る

近世史へ


旧石器時代(9万年前頃~1万6500年前)



縄文時代(1万6500年前~2300年前)


1万年前ごろ、日本列島が大陸から分離する。

紀元前660年、初代天皇の神武天皇が即位する。

賀茂御祖神社 竪穴式住居
創建期不明(神武期?)


弥生時代(紀元前3世紀頃~3世紀頃)600年間

紀元前300年頃、大陸から稲作と金属器が伝わる。
57年、倭の奴国王、後漢に遣使を送り、金印を授けられる。
110年頃、ヤマトタケルの遠征が行われる。

日牟禮八幡宮
131年創建
創建者 成務天皇


2世紀後半、倭国大乱が起きる。
239年、倭の邪馬台国の女王卑弥呼が魏に遣使、金印を授けられる。
248年頃、卑弥呼が死去する。この頃より、大規模な古墳が作られ始める。

河合神社 藤森神社 弥生式土器
創建期不明 203年創建
創建者 神功皇后



大和時代(4世紀頃~6世紀頃)300年間

宇治神社
312年創建

350年頃、大和朝廷が日本を統一する

369年、朝鮮南部の倭国領任那が成立する。
404年、倭軍が帯方郡で高句麗に敗北する。
413年頃、倭の五王、東晋、宋に遣使。朝鮮半島での倭国の権益の承認を求める。
528年、磐井の乱が起きる。朝鮮への出兵を筑紫君磐井(つくしのきみ いわい)が妨害するが、翌年鎮圧される。
538年、百済の聖王、仏像と経典を倭国に献上し、仏教が伝来する。 
仏教受容問題で崇仏を主張する蘇我稲目と、廃仏を主張する物部尾輿が対立する。
587年、丁未の乱(ていびのらん)、蘇我馬子、廃仏派の物部守屋を滅ぼす



飛鳥時代(592~710年)118年間

法観寺
592年創建
開基 聖徳太子


593年、第33代天皇の推古天皇が即位する。
同年、聖徳太子が摂政となり、四天王寺を建立する。

四天王寺 厳島神社
593年創建 593年創建
開基 聖徳太子 創建者 佐伯鞍職


603年、聖徳太子、冠位十二階を制定する。
604年、聖徳太子、十七条憲法を制定する。

607年、聖徳太子、小野妹子を隋に遣使し、遣隋使が始まる。
622年、聖徳太子が亡くなる。

石舞台古墳
626年頃建造


630年、犬上御田鍬(いぬがみ の みたすき)が唐に派遣され、遣唐使が始まる。
645年、乙巳の変(いっしのへん)、中大兄皇子と中臣鎌足、第35代天皇の皇極天皇の御前で蘇我入鹿を暗殺する。都が飛鳥京から難波宮に移され、大化の改新が始まる。

前期難波宮
645年遷都
遷都 孝徳天皇


646年、改新の詔が出される。公地公民制、租庸調の税制、班田収授法が確立する。

八坂神社
656年創建
創建者 伊利之使主
(いりしおみ)

663年、白村江の戦い、倭国、百済連合軍が、唐、新羅連合軍に敗れる。
唐、新羅連合軍の日本侵攻の危険性から西国各地に朝鮮式山城が築かれる。

園城寺
668年創建
開基 大友与多王

669年、中臣鎌足が天智天皇から「藤原」の姓を与えられ、藤原氏の開祖となる。

興福寺
669年創建
開基 鏡王女

672年、第38代天皇の天智天皇が(中大兄皇子)崩御。後継者をめぐる壬申の乱が起きる。大海人皇子が大友皇子(弘文天皇)を破り、天武天皇として即位する。都が飛鳥京に遷都される。

賀茂別雷神社
678年創建

683年、日本最初の貨幣、富本銭が鋳造される。
694年、第41代天皇の持統天皇、藤原京に遷都する。
701年、第42代天皇の文武天皇、大宝律令を制定する。


奈良時代(710~794年)84年間

710年、第43代天皇の元明天皇により、平城京に遷都される。

前期平城京 伏見稲荷大社
710年遷都 711年創建
遷都 元明天皇  創建者 元明天皇
       伊侶巨秦公
(いろこのはたのきみ)


712年、太安万侶が元明天皇に古事記を献上する。
720年、舎人親王らにより日本書記が製作される。
723年、第44代天皇の元正天皇により三世一身の法が制定され、墾田が奨励される。
724年、第45代天皇の聖武天皇が即位する。

後期難波宮 遣唐使船
726年遷都 730年派遣開始
遷都 聖武天皇


740年、大宰府で藤原広嗣の乱(ふじわらのひろつぐのらん)が起きるが官軍により鎮圧される。
741年、聖武天皇、全国に国分寺、国分尼寺を建立させる。
743年、聖武天皇、墾田永年私財法を制定する。

後期平城京 猿沢池
745年遷都 749年造営
遷都 聖武天皇


752年、聖武天皇、東大寺を建立し、大仏開眼を行う。

東大寺
752年創建
開山 良弁
開基 聖武天皇


754年、唐の僧、鑑真が来朝し、律宗を伝える。

正倉院
756年創建


757年、橘奈良麻呂の乱が起こるが未遂で終わり、橘奈良麻呂は刑死する。
759年、大伴家持により、万葉集が製作される。
764年、第46代天皇の孝謙天皇と道鏡に対し、藤原仲麻呂の乱が起きるが鎮圧される。翌年、道鏡は太政大臣となる。

西大寺 春日大社
765年創建 768年創建
開山 常騰
開基 称徳天皇
創建者 称徳天皇
      藤原永手


769年、宇佐八幡宮神託事件が起きる。道鏡が皇位に就く目論見が阻止される。

清水寺
778年創建
開山 延鎮
開基 坂上田村麻呂

781年、第50代天皇の桓武天皇が即位する。
784年、桓武天皇、長岡京に都を移す。翌年、遷都の責任者である藤原種継が暗殺される。
788年、最澄が比叡山寺を創建する。(823年に延暦寺と改める。)

延暦寺
788年創建
開山 最澄



平安時代(794~1185年)391年間

794年、桓武天皇、都を平安京に遷都する。
弘仁・貞観文化が始まる。
桓武天皇、孫の臣籍降下の際に平氏の姓を賜り、平家が始まる。

平安京 平野神社 宗像神社 東寺
794年遷都 794年創建 795年創建 796年創建
遷都 桓武天皇 創建者 桓武天皇 開山 空海
開基 桓武天皇


六道珍皇寺 西福寺
800年頃創建 800年頃創建
開山 慶俊僧都
(きょうしゅんそうず)
開山 空海


801年、坂上田村麻呂、帰京し蝦夷の平定を報告する。

桓武天皇陵
806年頃造営


810年、薬子(くすこ)の変が起きる。第52代天皇の嵯峨天皇が勝利し、平城上皇は出家したことで収束する。
嵯峨天皇、自身の皇子・皇女32名を一挙に臣籍降下させ源氏の姓を賜り、源氏が始まる。

観音寺 白峯寺
810年頃創建 815年創建
開山 空海
開基 藤原緒嗣
開山 空海・円珍


816年、嵯峨天皇、検非違使を設置する。
823年、唐から帰国した空海が太政官符から東寺を賜り、真言密教の道場とする。


勝林院 二尊院 禅林寺
835年創建 847年創建 853年創建
開山 円仁 開山 円仁
開基 嵯峨天皇
開山 真紹


石清水八幡宮 神應寺 御香宮神社 石清水護国寺
860年創建 860年創建 862年創建 863年創建
創建者 清和天皇 開山 行教 開山 行教


866年、平安京の応天門が放火され、応天門の変が起きる。事件に連座した伴善男(とものよしお)が伊豆国に流罪となり、伴氏、紀氏が宮中から駆逐される。
同年、藤原良房(よしふさ)が人臣として初めて摂政となり、藤原氏による摂関政治が始まる。

醍醐寺 大覚寺
874年創建 876年創建
開山 聖宝 開山 恒寂入道親王


880年、藤原基経が関白に就任する。

極楽寺
883年創建
開山 安宗


887年、阿衡(あこう)事件が起きる。藤原基経の第59代天皇の宇多天皇に対する優位が証明される。

仁和寺 野見神社
886年創建 890年頃創建
開基 宇多天皇


894年、菅原道真の進言により遣唐使が廃止され、国風文化が栄える。
897年、第60代天皇の醍醐天皇が即位する。(延喜の治(えんぎのち))

宝塔寺(極楽寺)
899年創建
開山 日像
開基 藤原基経


901年、昌泰の変(しょうたいのへん)、左大臣、藤原時平の諫言により、醍醐天皇が右大臣、菅原道真を大宰府に左遷する。

宇治上神社
901年頃創建


905年、醍醐天皇の命により、紀貫之らが「古今和歌集」を編纂する。

法性寺
925年頃創建
開基 藤原忠平


927年、藤原忠平らが延喜式を完成させる。(967年に施行される)
930年、清涼殿落雷事件が起き、藤原清貫(きよつら)が焼死、衝撃を受けた醍醐天皇は3か月後に崩御する。菅原道真の祟りであると噂される。
935年、紀貫之が「土佐日記」を記す。
この頃、「竹取物語」、「伊勢物語」が書かれる。
939年、承平天慶の乱(じょうへいてんぎょうのらん)が起きる。平将門、藤原純友が朝廷に叛乱を起こすが、共に鎮圧される。
946年、第62代天皇の村上天皇が即位する。(天暦の治てんりゃくのち))

北野天満宮 六波羅蜜寺
947年創建 951年創建
創建者 村上天皇 開山 空也


967年、村上天皇が崩御し、冷泉天皇が即位する。
969年、安和の変(あんなのへん)、源満仲、藤原善時らが左大臣の源高明(たかあきら)を失脚させる。
975年、藤原道綱母が「蜻蛉日記」を執筆する。

清凉寺 法住寺 頂法寺
987年創建 988年創建 10世紀後半頃創建
開山 盛算
開基 奝然(ちょうねん)
開基 藤原為光 開基 聖徳太子


996年頃、清少納言、「枕草子」を執筆する。
1000年頃、紫式部、「源氏物語」を執筆する。

六条院(源氏物語) 平等寺 晴明神社
1003年創建 1007年創建
開基 橘行平 創建者 一条天皇


1016年、藤原道長、摂政に就任する。翌年、太政大臣となる。
1019年、道長の子、藤原頼通が関白に就任する。
同年、対馬、壱岐、筑前が女真族の襲撃を受ける。(刀伊の入寇)
1051年、前九年の役。安倍頼時ら、源頼義に敗れ、安倍一族が滅亡する。

平等院
1052年創建
開山 明尊
開基 藤原頼通


1063年、後三年の役。源義家と清原清衡が清原家衡・家衡を討ち、奥州藤原氏が興される。
1068年、後三条天皇、第71代天皇に即位し親政を行う。
1073年、白河天皇が第72代天皇に即位する。

法勝寺
1076年創建
開基 白河天皇


1086年、白河天皇は堀川天皇に譲位し、院政を始める。

尊勝寺 三宝院 最勝寺
1102年創建 1115年創建 1118年創建
開基 堀河天皇 開山 勝覚 開基 鳥羽天皇


1129年、白河天皇崩御。鳥羽上皇が院政を行う。

青蓮院
1150年創建
開山 行玄


1156年、保元の乱。後白河天皇が崇徳上皇を破る。
1159年、平治の乱。藤原信頼、源義朝は後白河上皇、平清盛に敗れる。

熊野若王子神社 蓮華王院
1160年創建 1165年創建
開基 後白河上皇


1167年、平清盛、太政大臣となる。

六波羅小松第 金戒光明寺
12世紀中頃創建 1175年創建
創建者 平重盛 開山 法然


1177年、鹿ケ谷の陰謀が発覚するが鎮圧される。
1180年、以仁王が挙兵し治承・寿永の乱が始まる。
1181年、
養和の飢饉が発生する。京都市中で4万2300人が餓死する。
1183年、源義仲が入京し後鳥羽天皇が第82代天皇に即位する。
1184年、源義仲、粟津の戦いの戦いで源範頼(のりより)に敗れる。

1185年、壇ノ浦の戦いが起き、安徳天皇、二位尼、平知盛(とももり)は入水し、平宗盛は処刑され平家滅亡。


鎌倉時代(1185~1333)148年間

1185年、文治の勅許。源頼朝は朝廷より守護・地頭職の設置、任命が許可される。
1189年、奥州合戦。源頼朝、源頼朝、藤原泰衡(やすひら)を討ち、奥州藤原氏を滅ぼす。
1192年、源頼朝は征夷大将軍に任命される。

東大寺 浄土寺
1195年再建 1198年創建
再建者 俊乗房重源 開山 重源


1199年、源頼家が第2代将軍に就任する。

建仁寺 勝福寺
1202年創建 13世紀初頭創建?
開山 栄西
開基 源頼家
開山 親鸞


1203年、比企能員の変(ひきよしかずのへん)。初代執権、北条時政の謀略により、源頼家の外戚として権勢を誇った比企一族が滅亡する。
源頼家が幽閉され源実朝が第3代将軍に就任する。
1204年、北条義時が第2代執権となる。
1207年、承元の法難。念仏停止令が出され、法然は讃岐に流罪となる。

鴨長明の方丈庵
1211年頃


1219年、源実朝が源頼家の子公暁(こうきょう)に暗殺される。
1221年、後鳥羽上皇、承久の乱を起こすが、2代執権北条義時と北条政子に敗れる。後鳥羽上皇は隠岐、順徳上皇は佐渡、土御門上皇は土佐に配流される。同時に六波羅探題が設置される。

六波羅探題
1222年頃創建
創建者 北条義時


1224年、北条泰時は第3代執権となる。

泉涌寺
1226年再興
開山 俊芿


1230年、寛喜の飢饉が発生する。
1232年、北条泰時は御成敗式目を制定する。
この頃、藤原定家により、小倉百人一首が選定される。

知恩院 東福寺 大松山城
1234年創建 1236年創建 1240年創建
開山 法然房源空 開山 円爾
開基 九条道家
築城主 秋葉重信

1242年、北条経時が第4代執権となる。
1246年、北条時頼が第5代執権となる。
1247年、親鸞により顕浄土真実教行証文類が執筆し、浄土真宗が立教される。
1256年、北条長時が第6代執権となる。

三聖寺
1261年頃創建
開山 覚空

1264年、北条政村が第7代執権となる。
1268年、北条時宗が第8代執権となる。
同年、高麗の使節が元の国書を持って来日する。
1272年、2月騒動により、北条時章、教時、時輔が討たれる。
1274年、文永の役、元軍は博多湾に侵攻するも退却する。
1281年、弘安の役。元軍は博多湾に侵攻するも台風により壊滅する。

西光寺
1282年創建
開山 伝慶

1284年、北条貞時が第9代執権となる。
1285年、霜月騒動により、内管領、平頼綱が安達泰盛を討ち、得宗専制を行う。

龍吟庵 南禅寺
1291年創建 1291年創建
開山 無関普門 開山 無関普門
開基 亀山法王

1293年、鎌倉大地震が起きる。
同年、平禅門の乱により、平頼綱が北条貞時に討たれる。
1301年、北条師時が第10代執権となる。
1311年、北条宗宣が第11代執権となる。

染殿院
1311年移転
開山 空海

1312年、北条煕時が第12代執権となる。
1315年、北条基時が第13代執権となる。
1316年、北条高時が第14代執権となる。

芬陀院 住吉高灯篭
1324年頃創建 14世紀初頭創建
開山 定山祖禅
開基 一条経通


1326年、北条貞顕が第15代執権となるが、嘉暦の騒動により10日後に出家し、北条守時が第16代執権となる。
1331年、後醍醐天皇の討幕計画が発覚し、後醍醐天皇は隠岐へ配流される。

京都御所
1331年移転
即位 光厳天皇

1332年、楠木正成、千早城にて幕府軍を撃退する。
1333年、後醍醐天皇は隠岐から脱出し、挙兵する。
新田義貞は鎌倉を攻略。14代執権、北条高時は東勝寺で自刃、16代将軍、北条守時も自刃し鎌倉幕府は滅亡する。

禅居庵 中路氏桂居館
1333年創建 創建期不明
開山 清拙正澄
開基 小笠原貞宗


建武の親政(1334~1336年)3年間

1334年、後醍醐天皇による建武の新政が開始される。
同年、二条河原に「この頃都にはやるもの」の落書が掲示される。
1335年、北条高時の子・時行が鎌倉幕府再興の為、中先代の
乱を起こすが、足利尊氏に鎮圧させられる。
反乱鎮圧後も尊氏は鎌倉に留まり朝廷に反旗を翻し、箱根・竹ノ下の戦いで新田義貞を破る。(延元の乱)
1336年、豊島河原合戦で新田義貞、北畠顕家に敗北した尊氏は九州に逃れる。